ある日、男は昼ごはんを食べにある食堂へ出掛けた。
その店は製麺所も兼ねているが、メニューは
今で言う、B級グルメがほとんどだ。
何回か通ったとき、「どんなめ」と客の注文する声が聞こえた。
「そんなメニュー無いよな・・」と男が思ったとき、
厨房に向かって「どんなめ、1丁!」と言う
店主の威勢の良いダミ声が店に響いた。
「えっ、あるの?・・・」 しばらくして運ばれてきたのは、
すきやき丼ぶりとなめこ汁という店にあるメニューだった。
「なるほど・・・!」
あくる日、男は注文を取りに来た店主に向かって「どんなめ!」と注文した。
店主 : 「えっ?・・・・・・・・・・」
男 : 「えっ?・・・・・・・・・・・・」
男 : 「・・・・え~と、すきやき丼ぶりとなめこ汁をください」
店主 : 「は~い、どんなめ、1丁!」
男 : 「えっ?・・・・・・・・・・・・」
常連への道は険しいのだ!
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