ある日男は、ランチブッフェへ出掛けた。
そこのホテルは、和・洋・中の料理とデザートとドリンクが取り放題だ。
目移りしてしまう沢山の料理の中から好きな物を取っていく。
食べたことのない料理もたくさん並んでいる。
選ぶ楽しさもあり 、思う存分食べられて、
お得感もあって、全部味見したくなってしまいますね。
チョコレートファウンテンから、流れ出てくる
チョコレートをコップで受けて、ごくごく飲んでおかわりしても、
サラダバーのトッピングで並んでいる、マグロのブツ切りを
マグロ漬丼の上に山盛りに重ねて、まぐまぐまぐ丼にしても、
ワッフルを5枚重ねにして、一枚ずつあずき、生クリーム、
メイプルシロップ、ジャムをはさんで、上からソフトクリームをかけても、
何を、どう食べても許される夢のような時間を堪能できる。
しかし夢の中ではないため、現実に引き戻される時が必ず訪れる。
人は無制限に食べ続けることはできない。
全部味見したいのに、満腹になってしまい
食べたかったものを断念したり、
おいしいと思って取った料理が思ったほどでなくて後悔したり。
「あ~、自分が大食いの人と同じくらい食べれたらなぁ」
なんて、体中の血液が消化のため消化器官の方へ支援にいってしまい、
判断力の鈍くなっている頭の中で思ったりする。
(みんな思うんじゃない・・かな?)
後悔するといえば、パン屋さんでパンを購入する時、
「このパンはこういう味でこういう食感なんだろうな。」
と勝手に想像し、
「最初にこのパンを食べて、次にこの味のパンを食べて
最後はこのパンでおしまい。」
なんてプランをたてて購入するが、
自分の思いと、かけ離れたパンだったりすることも少なくない。
最後にとっておいたパンの味、食感が
全く違う代物だった時の後悔はとても大きい。
日常とは二択を迫られ、後悔ばかりしている中で楽しいことがたまにある。
その繰り返しなのかもしれない。
今日は夢の中で思っていた事が現実になって、幸せだったなぁ♪
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