ある休日のひるどきに男は「お昼はチャーハンにしよう」と思い立ちラーメン屋さんへ出掛けた。ラーメン屋さんに着いた男は発券機の前に立ち当初の計画通りに何の問題も無く事は運びチャーハンの購入に成功するのだった。しかし何かが足りないような気がした男は本能と思いつきのまま白ごはんのスイッチも押してみた。しかしお金が足りなかった事が原因でランプが点かないというアクシデントに見舞われた男はあたふたと財布の中のありったけの(そんなに入って無いけど・・)小銭を投入口に放り込んだ。過去を振り返ってみても計画になかった事を思い立ったまま行動に移してうまくいったためしがない男に対し、無計画に投入された小銭を吸い込んだマシ-ンは素早く投入金額を計算し素晴らしい速さで投入された金額に見合ったメニューのボタンを点灯させた。男は思った(こいつはプロだ・・・)ハイテクなマシ-ンのおかげでチャーハンに白ごはんを混ぜて食べるという足りなかった何かが満たされた男は席に着くと食券をず~と待っていた店員さんに手渡し「チャーハンはしょうゆ味で・・・」と伝えた。伝えられた店員さんは手渡された食券を何度か見比べながら男に言った「白ごはんも?」・・・食券を間違えて購入したと思っているであろう店員さんに向かって男は言った「うん」・・・いつの日か常連さんになって何も言わずに食券を手渡し、何も聞かれずにしょうゆチャーハンと白ごはんが出てくる日が男に訪れることを願わずにいられない(チャーハンの大盛りを頼むよりも量が多くなってうれしいんだよね!!)
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